フォトショップでドリンクとかの色を変える方法です。
ここでは色を変えることと、選択範囲からマスクを作る方法をお話します。
選択範囲を作る方法はいくつもあるのですが
なぜいくつもあるのかというと、物によって適切な方法がわかれるからです。
今回は境界線がはっきりしているのでパスから選択範囲を作る方法を説明しています。
動画で視聴する場合はこちら
背景がない物の色変更
画像は写真ACさんから拝借してます。
自分で撮らんのかいといったところではございますが。
同じ素材で練習する場合のリンクはこちらです。
https://www.photo-ac.com/main/detail/1024026?title=オレンジジュース
このジュースの色を変えようと思います。
こちらの画像のように背景に何もなくて
被写体以外に色の影響を受けるものがない場合は色相彩度で調整するとだいだいいけます。
レイヤーパネル下の半月みたいなアイコン(調整レイヤー)を長押しして
色相彩度を選択します。
属性パネルに色相彩度を調整するスライダーが出てくるので
思いのままに色相を変更します。
対象物以外に目立った影響がなければこれにて良しとします。
画像の一部で選択範囲を作って色変更する方法
またまた画像は写真ACさんから拝借してます。
同じ素材で練習する場合のリンクはこちらです。
https://www.photo-ac.com/main/detail/3353495?title=ハーブティーのイメージ
ティーの色を変えることにします。
この画像のように背景がある場合
先ほどと同じように色相彩度だけを適用させると
横尾忠則先生の世界観を思わせるものになります。
お茶だけとか、画像の一部を変更させたい時は選択範囲を作ってマスクをかけます。
選択範囲にしたい部分をパスで囲います。
パスパネルを表示して
下にある新規パスを作成ボタンをクリックします。
ペンツールを選択して
色を変えたい部分に沿ってパスを描画します。
ここではグラスに注がれたお茶をパスで囲いました。
ペンツールでパスを描き終えたら
パスパネルのパスサムネイルをcommand(ctrl)とクリックします。
そうすることでパスを選択範囲として読み込むことができます。
レイヤーパネルに戻ります。
調整レイヤーのアイコンを長押しして
色相彩度を選択します。
色相彩度の調整レイヤーができました。
併せて、先ほど作成した選択範囲でマスクができました。
属性パネルで色相を良い塩梅に調整します。
マスクをかけたカップのお茶だけ色を変更することができました。
テーブルに反射したお茶の色が元画像の色のままなのでここにも色相を反映させます。
色相彩度のマスクサムネイルを選択して
ブラシツールの白で塗ります。
ブラシの設定をくっきりさせると変になるのでご参考までにここでの設定を公表します。
ブラシの種類:ソフト円ブラシ
ブラシのサイズ:159
モード:通常
不透明度:37%
流量:35%
茶色くなってるところを撫でるように塗って完成です。
マスクだけ表示させたところです。
反射部分は白色でこんなふうにマスクを作りました。
ご参考までに。
色ぬりで色変更
やはり画像は写真ACさんから拝借してます。
同じ素材で練習する場合のリンクはこちらです。
https://www.photo-ac.com/main/detail/107012?title=カクテル5
レイヤーの種類を使って自然に色を反映させる方法です。
色ぬりと言っても
わりとベタ塗りでいいので、絵を描かない方でもきれいにできます。
写真素材の上に新規レイヤーを作成します。
新規作成したレイヤーの種類をカラーに変更します。
あとはブラシツールでガシガシ塗ります。
ブラシの不透明度や流量も100%のままで良さそうです。
とはいえ、ミントに反射した色を塗る時は少し気を遣った方が良さそうです。
不透明度、流量を下げて優しく色を乗せます。
色のレイヤーだけ表示させるとこんなかんじです。
ザーっと塗ったので色がはみ出しました。
はみ出したところを消そうと思います。
写真素材のレイヤーを選択して
クイック選択ツールでグラスの外側をドラッグして雑に選択します。
水色で塗った部分を少しオーバー気味に残したいので
上にある選択範囲メニューから
選択範囲を変更>縮小 を選択します。
縮小サイズは2px程度にしました。
水色で塗ったレイヤーを選択して、消しゴムツールで不要な部分を消します。
選択範囲を作ったのは、消したくない部分を保護する目的です。
こんなもんでどうでしょうか。
色変更や選択範囲の作り方はいろんな手法があるので
作品にあわせて手法をお試しくださいませ。