今回はイラストレーターで簡単な文字の装飾の方法について
いくつか作例をもとに解説します。
フラットデザインに合いそうなものをチョイスしました。
イラレ初心者さんでも楽チンでできるものばかりなのでやってみてくださいね。
スライスツールで文字を分断
手順はテキストをアウトラインにして、ナイフツールで分断します。
そしてライブペイントで色を乗せるだけです。
配色苦手な方はカラーライブラリから選ぶといいかもしれません。
すでにお察しかもしれませんが私がそうです。(どうでも良)
詳しい手順
文字ツールを使ってテキストを入力します。
キーボードのTを押しても文字ツールに切り替わります。
選択ツールに切り替えて、先程入力したテキストをクリックします。
キーボードのVを押しても選択ツールに切り替わります。
テキストが選択された状態でアウトラインをかけます。
アウトラインのショートカットキーはこちらです
[mac]commandとshiftとO(オー) 3個同時に押す
[win]ctrlとshiftとO(オー) 3個同時に押す
この時注意して欲しいことがひとつ。
アウトラインをかけると、テキストではなくパスになってしまいます。
なので間違ってる文字の変更とかができなくなります。
アウトラインにする時は間違いがないか要確認です。
文字部分が選択された状態で、同じ位置に複製します。
同じ位置に複製するショートカットキーはこちらです。
[mac]commandとF
[win]ctrlとF
上にある複製されたグループを非表示にします。
目のアイコンをクリックすると、非表示になります。
目がある時は見えていて、目が消えてる時は非表示になっています。
続いて、ナイフツールでパスを分断していきます。
アイコンが出ていない方は、消しゴムツールやはさみツールがあればそこを長押ししてみてください。
それでもなければアイコンがならんでいるとこの下に
【ツールバーの編集】というのがあるので、そこから探してみてください。
文字の上でナイフツールをドラッグします。
ドラッグしたところが分断されていきます。
分断し終わったら色をつけていきます。
ライブペイントツールをクリックします。
もしくはキーボードのKでライブペイントになります。
カラーパネルから好きな色をえらんで、パスの中をクリックすると着色できます。
選択ツールでも色を選ぶことができるのですが
ライブペイントだと1クリックで済むので、複数のパスを塗る場合はとても便利です。
最後に枠線をつけたいので
一番はじめに非表示にしたグループを表示させます。
表示させたらそのグループを選択して、文字の縁取りの色や太さを決めていきます。
完成です!
ブレンドツールでシャドウをつける
アウトラインをかけた文字を、2回複製します。
そのうちひとつをシャドウの終わり位置に移動させてから、複製したふたつをブレンドツールのステップ数を調整して作ります。
影をおもいっきり伸ばしてロングシャドウにしてもかわいいから
色々アレンジしてみてほしいシャドウです。
詳しい手順
例のごとく、文字ツールを使ってテキストを入力します。
キーボードのTを押しても文字ツールに切り替わります。
テキストを入力し終わったら、キーボードのV(選択ツール)でテキストを選択します。
そしてcommand(win:ctrl)+shift+O(オー)すべて同時に押してアウトラインにします。
アウトラインにできたら、2回複製します。
ショートカットキーcommand(win:ctrl)+Fすべて同時に押して、同じ位置に複製します。
レイヤーが3つになりました。
1番上のグループは、作例の白い文字部分になります。
今は非表示にしたいので、目のアイコンをクリックしておいてください。
2番目と3番目のグループでシャドウを作っていきます。
ひとつを影の終わりの位置に移動させたいと思います。
間違えて両方動かしてしまわないように、3番目のグループをロックしておきます。
2番目のグループを影の終わり部分に移動させたら
3番目のグループのロックを解除します。
ブレンドツールのアイコンをダブルクリックすると、ブレンドオプションパネルが表示されます。
間隔タブを開いてステップ数にします。
数値は100にしておきます。
この数値を低くすると、ビット画像のようにガタガタなるので
もし気になるようだったら数値を上げてみてください。
方向は垂直方向にして、OKボタンを押します。
ふたつのグループをつなげます。
先程の作業のまま、ブレンドツールにしててください。
カーソルをひとつのグループの上に持っていくと、*マークになるのでここで一度クリックします。
もうひとつのグループの上にカーソルを移動させて
+マークが出たらクリックです。
おめでとうございます!
シャドウができました。
非表示にしていたグループを表示させて、好きな色にします。
あとは背景を好きな色でパスを作れば完成です!
アピアランス変形を使って色をはみだす
アピアランス塗りに対して変形を適用します。
ゆるふわ感を演出する鉄板ですね。
詳しい手順
テキストを入力します。
キーボードのTで文字ツールになります。
一旦文字の塗りと線をなくします。
アピアランスパネルから新規塗りを追加します。
新規塗りのボタンを押すと、自動的に線も追加されるので
好きな色に変えていきましょう。
アピアランスの効果を追加していくのですが
ここで注意点がふたつ。
1.必ずテキストが選択されているかチェック
2.アピアランスパネルの塗りを選択する
これらをチェックしたうえで、fxと書いたボタンをクリックします。
効果パネルが表示されるので
パスの変形>変形
を選択します。
変形効果パネルが出てきます。
プレビューにチェックを入れて、変化を見ていきながら調整します。
水平方向を動かすと左右に移動して
垂直方向を動かすと上下に移動します。
今回はアートボードサイズを1000pxで作っているのでここでの数値はこのくらいにしています。
いい感じにあわせてみてください。
できましたね!
今回はこれで以上になります。
数値を変えたり他の効果と組み合わせるともっと楽しい表現ができると思うので
いろいろ試してみてくださいね。
できることが増えると嬉しいよねー(^o^)/