一応言っておきます。
このサイトによく出てくるおじさんが、ディーンフジオカ氏に憧れてるので作ってあげました。
これはAfter Effectsで作ったのですが、手書き文字が書き順に沿って出てくる方法を紹介します。
パスを描いて、アルファマットで表示させています。
初心者でもできるカンタン楽勝な内容です。
動画でみる場合はこちらから
それではやっていきましょう
まずAfter Effectsで文字を描くフリをしている動画を取り込みます。
プロジェクトパネルに動画をドラッグします。
ドラッグした動画をさらにコンポジションアイコンにドラッグします。
これで書いてるフリの動画がコンポジットされました。
文字を書きはじめるところから書き終えるところまででデュレーションを合わせます。
完了したら、メニューバーのコンポジションからレンダキューに追加を選択。
レンダキューの出力モジュールを変更したいので、【スロレス圧縮】とあるあたりをクリックします。
形式を【JPEGシーケンス】に変更します。
選択できたら右下のOKを押します。
レンダリングを押すと1フレーム毎JPEGに書き出されます。
Photoshopを立ち上げて、新規作成します。
幅:1920px
高さ:1080px
解像度:300px
カラーモード:RGB 8bit
さきほどAfter EffectsでJPEGに書き出した画像をまとめてPhotoshopにドラッグします。
読み込んだ画像はグループ化しておきます。
一番下にあるレイヤーの目のアイコンがあるとこの余白を右クリックして
他レイヤーを非表示にします。
ここから地道な作業が続きます。
レイヤーを順番に表示させて、書き始める手の動きの部分をみつけます。
新規レイヤーを作って、そこにブラシツールで手の動きをなぞって文字を書いていきます。
表示させては書き、表示させては書き。
書き順が重なり合うところはレイヤーを分けておくと動画にした時きれいに仕上がります。
文字が書き終わったら、ブラシツールで描いた文字レイヤーだけを残して他は消します。
保存をします。
先程保存したpsdファイルを、After Effectsプロジェクトパネルにドラッグして読み込みます。
するとファイルをどう読み込むか聞いてくるので下記のように指定します。
読み込みの種類:コンポジション-レイヤーサイズを維持
レイヤーオプション:編集可能なレイヤースタイル
取り込んだPhotoshopファイルのコンポジションがプロジェクトパネル内にできています。
①(psdファイルのコンポジション)をダブルクリックで開きます。
続いて②(おじさんの動画コンポジション)をドラッグ&ドロップでレイヤーの最下層に配置します。
これで準備ができました。
文字に沿ってシェイプレイヤーでパスを描く
わからなくなるので一文字めのレイヤーだけを表示させておきます。
シェイプレイヤーを作ります。
ペンツールで文字をなぞっていきます。
出来上がったシェイプレイヤーの線の形状を変えていきます。
線端:丸型
線の結合:ラウンド
この時、線幅も文字が隠れる太さにしておきましょう。
パスのトリミングを使って動きに合わせて表示させる
パス1を選択して、追加ボタンをクリックします。
いろいろ出てくるので、パスのトリミングを選択します。
パスのトリミングのタブを開いて、終了点のキーフレームを打っていきます。
ひとまず書き始めるところと、書き終わるところにキーフレームをうちましょう。
書き始めは終了点の数値を0%に。
書き終わりは100%にしておきます。
こうすることでキーフレームを打った0%から100%の間でパスが伸びていきます。
一度再生させてみると、線が伸びる速さと手の動きがリンクしていません。
動きが合わない箇所にキーフレームを打って、%を調整していきます。
地道な戦いがまた始まってしまいましたね。
アルファマットで手書き文字を表示させる
先程の作業が終わったら
シェイプレイヤーがpsdファイルの上にきていることを確認します。
そしてpsdレイヤーのアルファマットを、先程頑張って形成したシェイプレイヤー1に指定します。
できました!
残りの文字に対しても、シェイプレイヤーを上に置いて同じ作業を繰り返していくと全て完成です。
おさらい
手書き文字部分をJPEGシーケンスで書き出す
After Effectsを使って必要な部分をJPEGシーケンスでレンダリングする。
Photoshopで文字を書く
書き出したJPEGファイルをPhotoshopで読み込む。
新規レイヤーにブラシツールで動きをなぞって文字を書いていく。
After Effectsに手書き文字の画像を取り込む
psdファイルをAEに読み込む。
読み込みの種類:コンポジション-レイヤーサイズを維持
レイヤーオプション:編集可能なレイヤースタイル
文字に沿ってパスを描く
シェイプレイヤーを作ってペンツールで文字が隠れるように調整する。
シェイプの詳細を変更する
線端:丸型
線の結合:ラウンド
動きに合わせて表示させる
シェイプのタブを開いてパス1を選択。
追加から【パスのトリミング】を選択。
終了点にキーフレームを打って、冒頭のキーフレームは0%、末尾のキーフレームは100%にする。
動きがリンクしないところはキーフレームを打って%を調整していく。
アルファマットで表示させる
psdレイヤーの上にシェイプレイヤーがあることを確認。
psdレイヤーのトラックマットタブを開いて
【アルファマット,シェイプ〇〇(真上のシェイプレイヤーの名前)】を選択。
ケースバイケースで他にもいい方法があると思いますので、色々試していってみてくださいね。
参考になると嬉しいです。