この記事は昨日今日フォトショップを手にした人向けのチュートリアルです。
しかも、フォトショップでイラストを描こうとしている方に向けた超初心者講座です。
私自身がフォトショップで絵を描き始めた時
「この機能最初に知りたかったのに」
という機能を、簡単なイラストを描きながら紹介していきます。
ここで出てくる機能は、私は絵を描く時毎回使っています。
コレさえできればとりあえず絵は描けるかなと思います。
この絵を描きながら、機能の説明をしていきます。
この記事で解説している機能
- ブラシツール
- 自動選択ツール
- 塗りつぶしツール
- レイヤーの統合
- レイヤーのグループ化
- クリッピングマスク
- レイヤーマスク
動画で観る場合はこちらから
Photoshopを立ち上げる
Photoshopを立ち上げて、新規作成をクリックします。
新規ドキュメントというパネルがでてきます。
ドキュメントのサイズや解像度を決めるところです。
今回は幅、高さ2000px
解像度350
カラーモードは8bit
カンバスカラーは白にします。
私は一枚絵ならこのくらいのサイズで描くことが多いです。
サイズが小さいと細い線の表現がうまくいかんのです。
大きすぎても、描いてるうちにファイルが重くなりすぎてフォトショの挙動が遅延しまくるので…。
もちろん描くものも毎度一緒ではないですし、2000px要らない場合もあります。
サイズ感を自分で確かめながら、良きところに行き着いていただければ。
フォトショップには元からプリセットがついているので
追い追い用途に合わせて使ってみてください。
長くなるので詳しくはまた別の機会に…。
ワークスペース
今回、ワークスペースはペイントにしておきます。
このワークスペースは機能の配置をどうするか決めるところです。
初めて触る方はどこに何があるのかわからなくなるので
同じペイントを選んでいただければ良いかと思います。
レイヤーを作る
最初に新規レイヤーというものを作ります。
紙のアイコンをクリックすると新しいレイヤーができます。
このレイヤーを重ねて一つの作品が出来上がっています。
レイヤーの重なりについて
フォトショップは新しいレイヤーがどんどん上に積み重なっていきます。
その重なった上にあるものが、一番上に表示されます。
この重ね順は後で変更することができます。

画像の表示はレイヤーの順番が反映されます。

りんごと文字のレイヤーの順番を変えるとこうなります。
レイヤーを分けるメリットは、それぞれのレイヤーに効果を持たせることもできるし
何より後から変更したくなった時にすごく助かるのです。
とはいえ1枚のレイヤーで全て済ませる方もいらっしゃいます。
思い切りの良さが爽快です。
私は念のため主義なので、レイヤー多い方かもしれません。
みなさまはお好みで。
ブラシツールで線を描く
新しいレイヤーにブラシツールで線を描いていきます。
色を変えたい場合スウォッチパネルから色の変更をすることができます。
左端の描画色をダブルクリックしても色の変更ができます。
選択範囲を作成して塗りつぶす
レイヤー1の円の中を塗り潰そうと思います。
レイヤーパネルからレイヤー1を選択します。
塗りつぶす範囲を指定したいので、自動選択ツールを選びます。
自動選択ツールで円の中をクリックして選択します。
すると、選択範囲が点線でかこまれました。
点線で囲まれている状態を保ったまま、新規レイヤーを作ります。
レイヤー2ができたので、レイヤーパネル内でレイヤー2をクリックします。
そして、塗りつぶしツールに切り替えて点線の中をクリックします。
すると塗りつぶすことができました。
command(winはctrl)とDで選択範囲を解除します。
選択範囲の解除ショートカットキー
mac : command+D
win : ctrl+D
レイヤースタイルで境界線を作成
縁がうまく消えなかったので、消そうと思います。
レイヤー2をダブルクリックすると、レイヤースタイルというパネルが出てきます。
境界線にチェックを入れます。
境界線の余白部分をクリックすると、詳細を設定できる表示がでてきます。
サイズで境界線の太さを変えることができます。
今回は5pxにしておきます。
位置は外側。
描画モードは通常
不透明度100%
カラーは先ほど塗りつぶした色を同じ色にしておきます。
違っている場合はカラーをクリックするとカラーピッカーが表示されるので、そこから選ぶこともできます。
カラーピッカーの外側の色も選ぶことができるので、塗りつぶしたところを選択すると同じ色になります。
これで隙間が埋まったのではないでしょうか。
レイヤーの統合
今、レイヤー1はブラシツールで描いた線だけで
レイヤー2は塗りつぶした状態になっています。
これらをひとつのレイヤーにします。
レイヤー1とレイヤー2を選択します。
ふたつ同時に選択する方法
レイヤー1を選択
↓
シフトキーを押しながらレイヤー2を選択
ふたつのレイヤーが選択された状態で、command(winの方はctrl)とEを同時におします。
するとふたつだったレイヤーが統合されます。
レイヤーの統合ショートカットキー
mac:commmand+E
win:ctrl+E
クリッピングマスク
新しいレイヤーに色を重ねました。
クリッピングマスクを使って色のはみ出しを隠そうと思います。
色がはみ出しているレイヤー2が、レイヤー1の上に来ていることを確認します。
レイヤー2を右クリックして
【クリッピングマスクを作成】を選択します。
はみだしていたものが隠れました。
このレイヤー1に対して、何枚もレイヤーにクリッピングマスクを作ることができます。
レイヤーマスク
りんごの形を少し修正したいので、不要な部分を隠します。
レイヤー1を選択して、下にある日の丸のマークのようなものをクリックします。
レイヤーパネルに白い正方形ができました。
※補足
鎖マークが表示されていることを確認します。
併せて四隅に白い枠があることを確認します。
レイヤーマスクを編集する時は、白い正方形をクリックする
レイヤーマスクではなく絵を編集する時は絵のサムネイルをクリックする。
編集モードになっている方に、四隅白い枠がでてきます。
ブラシツールの黒色で隠したい部分を塗っていきます。
マスクは黒い部分が隠れて、白い部分は見えます。
黒で隠しすぎた時や、後から復活させたい時は白で塗り直すと復活します。
※補足
ブラシの色が白黒になっていない時は、描画色の左上の小さい白黒をクリックすると白黒になります。
矢印ボタンで前後の色を反転できます。
消しゴムツールとレイヤーマスクの違いは、後から修正できるという点です。
また、クリッピングマスクは対象のレイヤーに沿って隠すのですが
レイヤーマスクは隠したいところを自分で作っていきます。
用途に合わせて使い分けてみてくださいね。
レイヤーのグループ化
描いてるうちにレイヤーの枚数が増えてしまいます。
気づけばどれがどのレイヤーかわからなくなるので、今のうちにグループに分けておきます。
グループ化したい複数のレイヤーを選択した状態で
command(winはctrl)とGを一緒に押します。
グループもレイヤーと同じで、並び順を変えると上に表示されるものが変わります。
先ほどのレイヤーの統合でも、レイヤーをまとめることができるのですが
グループ化するメリットはレイヤーが独立しているので後から修正がきくという点です。
レイヤーが増える程ファイルが重くなるので、修正する必要がないものは統合、修正するかもしれないものはグループ化しておくといいかもしれません。
レイヤーのグループ化ショートカットキー
mac:commmand+G
win:ctrl+G
ひとまず、以上の機能があればとりあえずのイラストは描けるのではないでしょうか。
Photoshopはたくさん機能があるので必要に応じて覚えていくといいかもしれません。
いろんな機能を知ることで、表現の幅も広がるのでたくさんトライしてしていってみてください。